今更ではありますが、一戸建てを購入してよかったと思うこと、こんなことが変わったと実感したことなどをまとめてみようと思います。
いつかこの家に慣れて扱いが適当になってしまったとき、これを読み返して「こんな気持ちだったのに!!こんなんじゃだめだ!」と思えるようにね( ̄▽ ̄)
自分の家なのだという意識
この家は自分の家。ここが私の帰る場所。
そんな意識を持てるようになりました。
これは子を産み育てる女という性が持つ本能なのかな?とも思っているのだけど、『自分の住まい』に住めることがとても心地よく、安心感を与えてくれるようになりました。
賃貸暮らしの時は、『借りている場所』『仮の住まい』『いつかは引っ越す』というような意識がずっとあって、どこか落ち着かない気持ちがありました。
変な話「ここで子供を育てたいと思えない」とすら思っていました。周りの環境としては、子育てには全く問題ない環境だったのに、です。
それが今は、この場所で子供を育てるのはきっと楽しいだろうな、とまで思えるほどに。住まいが女性の心境に与える影響って大きいのかもしれないな、と感じました。
私の場合、田舎で広い庭のある戸建で育ったのと、賃貸の時のギャップがさらにそうなる要因だったのかも。
とまあこんな感じで賃貸時代には「仮の住まい」という意識があった為、大きな家具は最低限しか買わなかったし、納戸の収納用品も大きなものは買わず、実家から持ってきたものや、100円ショップやニトリなどの比較的安価なものを使用していました。
大きい家具を買ってしまうと、いつか終の住みかに住むときの妨げになると感じていたからです。
さらに、自分の家だという意識から、下記のような考えや行動も出てくるように。
★何か買うときは時間がかかっても吟味する。
安いものを買ってすぐ飽きてorすぐ壊れてコロコロ買い換えるのではなく、性能も含めてじっくり選んで気に入るものを書い、長く使いたい。
また、悩んで決めた内装に合うよう、デザイン(見た目)にもより拘るようになった。
★掃除をマメにor丁寧にする。
賃貸の時と比べ住まいへの愛情が出てきた。すぐその場での掃除は相変わらず苦手だけど、できるだけ早く、汚れが定着してしまわないうちに掃除をするように心がけるようになった。
広くなってゆったりのんびり
賃貸と比べて段違いに広くなった我が家(当たり前)。
LDKも広くなり、特にちゃんとリビングと呼べるスペースが出来たのはうれしいです。
今のところ大きなソファは置いていなくて無印のシングルソファを置いているだけ。なので、床のスペースが広い!夫はよくそこでゴロンと寝転がっています(笑)
キッチンもとても広くなったので調理がしやすいし、寝室も広くなって、ベッド自体は変わっていないのに周りの余白が増えたというだけで、なんだかゆったり感じて落ち着きます。
我が家の場合まだ2人暮らしで物が少ないというのもあると思うけれど、広くなった=余白が増えたことによるゆったり感がとても心地いです。その心地よさが心の余裕にも(たぶん)つながっている感じ。
この心地よさを維持したいので、収納場所があるから置く場所があるからと無駄に物を増やしたくない、と感じています。
庭ができて楽しくなった
賃貸暮らしの頃は当然庭などなく、猫の額程度の小さなバルコニースペースがあっただけでした。
親がくれたミニトマトやオクラのプランターなんかは置いていたけれど(父が趣味レベルの畑仕事をしているので)、自分で何かの植物を育てる気持ちは湧いてきませんでした。
それが今は、これからの庭をどうしようかと考えるのが楽しい!
夫がウッドデッキを作るか否かで悩んでいるので、それが決まるまで大掛かりな事はなにもできないけれど、近いうちになにか育てたいという気持ちは湧いてきています^^(怠け者なのでなかなか動きだせないけれど・・・)
庭に対する愛情は夫もあるようで、春ごろから庭の樹木やレイタータイムにいそいそと水やりをしています。まさか夫のこんな姿を見るようになるとは想像していませんでした(笑)
庭関連の過去記事
▷ 我が家のグランドカバーと、その生育状況
▷ 未知の生物と遭遇@我が家の庭!その一部始終を書くよ。
地域とのかかわり
賃貸時代に比べて、ご近所との関わり方も多少変わってきました。
当然ながら顔を合わせればちゃんと挨拶をしますし、自治会やその行事にも出向くようになりました。
周りの様子を見ていると、どうやら幼稚園・保育園・小学生あたりのお子さんがいるお宅は、すでに家族で仲が良い感じ。いわゆる井戸端会議なるものを見ることもあります。(我が家からちょっと離れているお宅だけど)
世代が近い世帯がほとんどなので、ならではの光景かもしれないです。
我が家はまだ子供もいないし共働きで日中も不在である為、そういたコミュニティーには加わっていませんが、いずれ一員になる可能性もあるわけで。
人づきあいは得意ではない私ですが、いつかそういう時期がきた時にうまくやっていけるよう、隣近所のみなさんとはできるだけにこやかにスムーズにお付き合いしていきたいと心がけています。
これも賃貸時代ではなかった気持ちです。
賃貸って結局引っ越していったりする人も多いし、周りの戸建てに住んでいる方々もそういった意識でおられる為、特に話す機会などもないですから。
そういうのも楽だけど、戸建を買った今、コミュニティーとうまく付き合っていきたいな。
最後に
もう一つ変わったことがあります。それは借金ができた事。
ローンを組んて買ったのですから当然ですが、これは確実に今までとはちがう部分です。
とはいえ、夫の細かな資金計算により、以前の生活と変わった部分は特にない状態。
今まで通りの生活をしながら、順調に返済していますし、更には少額ずつですが何度か繰上げ返済もしているようです(夫管轄なのでよく分からず)。
家を買うと決めプランニングをしている時期、私の誕生日が近くなった時に夫に言われました。
「誕生日プレゼントは家ね。今後、誕生日プレゼントはありません(笑)」
ものすごく衝撃を受けました。そして実感しました。
夫は、私が欲しい欲しいと言い続けてきた家を、一生をかけて買ってくれたんだ。
今後の約35年間ローンを払い続けるのです。会社を定年退職するまで。老後を迎えるまで。命を懸けて買ってくれたんだ。一般庶民の私たちにとって、家ってそれぐらい巨額のものなんだ(特に、住林で建てちゃったし)と。
もちろん私も働き続けているわけですが、夫がいてくれて働き続けてくれるからこそ買えるのだと。
今住んでいるこの家は、夫が私の最大の我儘を受け入れてくれて、願いをかなえて具現化してくれたものなんだという事を忘れたくないです。
夫の優しさと愛情を、ちゃんと感じながら暮らさなければね^^
※今後の誕生日プレゼント、ちゃんとくれるそうですよ(笑)